偏頭痛 サプリ

鶴亀高砂カフェ


今年の四月から九月までの半年間

週二回ほど市民センターへ行って

踊りの自主トレをしておりました

十二時に練習を終えると

ランチ代わりにカフェへと通うわけです

わたくしの行動素の

どこに異常値があるのやら

決まった時間に

決まった場所で

決まったものを食べて

決まったことをする

そうしないと気が済まないわたくし

決まった行動をするわたくしの目に

決まって映るのは

高齢者

仲間同士だったり

カップルだったり

友達同士だったり

ひとりで新聞を読んでいたり

この東京郊外の我が市の

繁華街のカフェは

ビジネス仕様ではなく

おじさんおばさん仕様

みな百七十円かそこらの

コーヒーを頼んで

サンドイッチを食べたり

ケーキを食べたりしておられます

大方健康そうで

大方楽しそう

すべては庶民で

すべては無職

いつも高齢者がいるわけですが

それらはいつも違う人たちで

週に二回のわたくしもまた

いつもと違う人の一人なのでしょう

家の中でお茶を飲んでいるより

カフェでコーヒーを飲むことの方が

今どきの高齢者のトレンドのようです

幸せの極意とは

すなわち

百七十円のコーヒー

ということでしょうか

わたしは毎回

レモンクグロフをいただきます

クグロフと言っても形だけで

レモン味のカップケーキです

独り舞踊の三時間は

体力要りますことよ

血糖値を上げて

夕飯までしのぐのです

わたくしが高齢者になったら

衰えた容色を庇うように

鮮やかな着物を着て

神楽鈴でも振りながら

大黒舞を舞い踊り

長生きを感謝する

千年姥となってみたいとも

思ったりするのです