偏頭痛 サプリ

ホトトギス

ホトトギスに名前託してこの門に

号と掲げる杜鵑

のみどの赤く染まりいて

血を吐くひとに準えられて

我もまた

血を吐くまでも詠いましょう

ホトトギスの

鳴いて残せし歌なれど

汝の姿はすでになく

姿残さぬ鳥なれど

歌は残りぬ千代田の木々の

葉は揺れながら歌うゆえ

子規と名乗りて常規は

己が病を諧謔し

あぁ肺病は 不治の病と言われたり

病みふせるわが枕辺に運びくる鉢の牡丹の花ゆれやまず

歌は錦かこころの綾か

俳句短歌をものしては

命吹き込む言の葉に

子規は確かに世に残りたり

我が父は昭和に生まれ

肺結核の療養をせし

命を息を絞り切り

歌にせよとは神の声

芸能の徒も文芸の徒も

みな己が星臨みたる

すべて吐き出すその最期

紅の花零したる

その花享ける者たちは

今度は花を詠いたる

ここに花鳥の風流は

綺麗ですまぬ終極の

日本の心と

なりにけるかな

p>